【北京・石井翔太】北京冬季五輪のアイスホッケー女子は11日、準々決勝2試合が行われ、カナダと米国が準決勝進出を決めた。日本は12日の準々決勝のフィンランド(予選1次リーググループA3位、世界ランキング3位)戦を前に市内のリンクで調整した。
11日は22人が氷上練習に参加した。シュートやパスなどの基本練習の後は5対5を中心に連係を確認していた。
準々決勝は予選のチェコ戦から中3日で迎える。FW大澤ちほ主将は「試合の感覚を取り戻せた。スイッチを入れ直して、いい調整ができている」と話していた。
フィンランドとの対戦は2008年以来14年ぶりで、勝つと初勝利。フィンランドは的確なパスを前線に供給してチャンスをつくるプレーを得意とする。飯塚祐司監督は「スペースがあると確実にパスを入れてくる。狭いエリアでのコンタクトに負けずにパックを奪うことができればピンチを防げると思う」と語った。
課題だった得点力不足は今大会に入って大きく改善している。大澤主将は「4年間やってきたことをこの試合ですべて出し切りたい」と力を込めた。
▽準々決勝
米 国4―1チ ェ コ
カ ナ ダ11―0スウェーデン