スマイルジャパン「つなぎたい次世代への夢」―12日、正念場の準々決勝

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2022年2月10日
1次リーグのチェコ戦を前に円陣を組むアイスホッケー女子の日本チーム=8日、北京(時事)

 アイスホッケー女子の日本(スマイルジャパン、世界6位)が過去2大会、突破できなかった1次リーグ。今回はB組1位で乗り越え、12日に準々決勝で世界3位のフィンランドと顔を合わせる。次の世代に夢をつなぐために大事な一戦となる。

 日本は2014年ソチ五輪から3大会連続で出場。その効果もあって小学生でアイスホッケーを始める女子は増えてきているが、競技人口はまだまだ少ない。特に伸び悩むのは中学生以上の年齢層だ。

 女子は小学生時代、男子と同じチームでプレーする。体格差が小さく、ルールには違いがないためだ。しかし、中学生になると受け皿がクラブチームしかない。代表クラスの大人の選手と試合をせざるを得なくなり、レベルの差に直面して挫折してしまうケースが増える。苫小牧市内では女子中学生対象のチームを新たにつくることが検討されている。日本連盟の本間貞樹強化本部長は「歩み、成長を止めないためにも必要。勝ち負けを別にして楽しめるように」と語り、底辺拡大の一歩になることを願う。

 GK藤本那菜の妹、奈千さんも子供たちの指導をしながら、やめてしまう女子を見てきた。彼女らが競技を続けるためにも「憧れ、目標になる選手が出てこないと。今回の五輪で上位に食い込んで、『私が大きくなった時にメダルを取ろう』と思ってもらえたら」と期待する。

 チーム最年少の19歳、山下栞の携帯電話の中には宝物の写真がある。小学生の時にソチ五輪代表だった鈴木世奈(苫小牧出身)と一緒に写ったもので、五輪への憧れから競技を続け、代表まで上り詰めた。鈴木も「そういう選手と同じ舞台に立てるのが、五輪に出る意味」と代表の責任を自覚する。

 一歩一歩確かな実績を積み上げてはきたが、まだ足りない。メダル獲得を現実的な目標として見据えている。

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