道と札幌市などは8日、新型コロナウイルスの感染者を新たに2879人確認し、7人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は14日連続で2000人超え。このうち66・7%に当たる1921人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ11万8968人(実人数11万7896人)となった。
死亡を確認したのは道が居住地非公表の2人(40代男性と50代女性)、札幌市が3人(30代男性と80代男性、90代男性)、小樽市が1人(性別非公表の90代)、函館市が1人(年代・性別非公表)。道内の死者は累計1548人となった。
道は1123人の感染を確認。内訳は胆振管内196人のほか、石狩管内300人、釧路管内163人、空知管内111人、十勝管内91人、上川管内69人、オホーツク管内52人、渡島管内32人、日高管内28人、後志管内26人、宗谷管内24人、道外14人、根室管内13人、桧山、留萌両管内各2人。
新たなクラスター(感染者集団)は▽石狩管内の医療機関(感染者は入院患者ら11人)▽伊達市の特別養護老人ホーム(入所者ら5人)▽釧路管内の社会福祉施設(利用者ら10人)。
札幌市は再陽性21人含む1333人の感染を確認。▽サービス付き高齢者向け住宅(入居者5人)▽別のサ高住(職員ら5人)▽障害福祉サービス事業所(職員ら7人)▽小規模多機能型居宅介護事業所(入居者ら16人)―でクラスターが発生した。
旭川市は164人の感染を確認。▽教育施設(利用者ら8人)▽別の教育施設(利用者7人)▽動物病院(職員5人)―でクラスターとなった。
函館市は187人の感染を確認。介護事業所(利用者ら19人)と函館五稜郭病院(患者ら8人)でクラスターが発生した。
小樽市は過去最多の72人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは8万6193人。8日現在の患者数は3万1227人となり、重症は前日から2人増えて5人。7日時点の入院患者の病床利用数は前日から63床増の646床となり、病床使用率は31・3%に上昇した。