矢代町町内会 回覧板≪66≫ 多世代が共生するまち

  • 回覧板, 特集
  • 2022年2月2日
夏祭りで子どもみこしを担ぐために集まった子どもたち=2019年7月

  矢代(やしろ)の名は、かつてこの地に樽前山神社の総社(やしろ)があったことを物語る。住宅団地の造成によって若年世帯が定着し、多世代が共生するまちとして活性化した。

   苫小牧西小学校を囲むように町域が広がることから、町内は毎朝、登校する子どもたちの元気な声にあふれる。8年前から会長代行を務める細野研一さん(79)は「環境がいいのが自慢」と笑顔を見せる。

   地域住民の団結が花開き、コロナ禍以前は毎年7月の夏祭りが大盛況だった。夏休み期間中のラジオ体操でも、子どもから高齢者までが毎朝、矢代1号公園に集まり、交流を深めた。現在は全行事の中止を余儀なくされているが、独居老人の戸別訪問や児童の登下校時の見守りなど不審者への監視は怠らない。

   「清潔で安全な環境で楽しく触れ合える町内でありたい」と細野会長は話す。

   ■次回(9日)は見山町東町内会です。

  メ モ

  ▽1965年10月設立

  ▽加入世帯数126世帯(2021年12月末現在) 加入率約92・6%

  ▽細野研一会長代行

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