道と札幌市などは1月31日、新型コロナウイルスの感染者を新たに2266人確認したと発表した。日別の新規感染者数が2000人を上回るのは6日連続。このうち67%に当たる1538人の感染経路が不明。胆振管内は最多の175人の感染を確認した。道内の感染者は延べ9万2314人(実人数9万1489人)となった。
死亡の確認は8日ぶりになかった。道内の死者は累計で1502人。
道は933人の感染を確認。内訳は胆振175人のほか、石狩管内309人、釧路管内144人、空知管内81人、オホーツク管内39人、後志管内38人、十勝管内35人、上川管内30人、渡島管内23人、宗谷管内21人、根室管内16人、道外9人、日高管内7人、留萌管内6人。
クラスター(感染者集団)が発生していた苫小牧市の医療機関は入院患者ら37人の感染が新たに分かり、計105人に拡大した。滝川市の有料老人ホームで入所者ら5人の陽性が判明し、クラスターとなった。
札幌市は1114人(再陽性18人含む)の感染を確認。グループホームで新たなクラスターが発生し、職員ら13人の陽性が判明した。
旭川市は102人の感染を確認。旭川市役所でクラスターが発生し、職員8人の感染が分かった。
函館市は77人の感染を確認。国立病院機構函館病院で職員ら10人が感染、社会福祉施設でも職員ら7人が感染し、新たなクラスターとなった。
小樽市は40人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは7万1002人。31日現在の患者数は1万9810人となり、重症はゼロ。30日時点の入院患者の病床利用数は前日から12床減の556床となり、病床使用率は26・9%。自宅療養者は1万4971人となり、入院・宿泊療養・自宅療養の振り分けを調整中で自宅待機している人は3444人に上っている。