『SDGs』(持続可能な目標開発)。これは2015年に国連で開かれたサミットの中で決められ、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際社会共通の目標です。17の目標・169のターゲット(具体目標)で構成されています。
日本人のSDGs認知度調査によると、50%以上の人が聞いたことがあると答えました。でも、SDGsの取り組みを行っていると答えたのは約13%、13%です。私はとても低いと感じました。さらに日本では、17の目標のうち達成されていると評価されたのは、三つだそうです。認知度が高まる中、実際の取り組みへつながるまでには至っていないのが日本の現状です。日本人のSDGsに対する意識を高め、SDGsな生活を送るためには、何ができるでしょうか?
目標を達成するためにできること、それは、私たちの生活の中で身近にたくさんあると思います。実は、私達が普段から行っていることの中に、SDGsに関することがあったのです。例えば、いじめや差別をしないことです。これのどこがSDGsに関係するのだろうと思った人もいるでしょう。いじめや差別をしないことは、「人や国の不平等をなくそう」という目標につながります。いじめをしないというのは、学校の先生や親からもよく言われることです。いじめや差別が大きくなってしまうことで、人や国の不平等が生まれるのではないかと思います。私はこのことは当たり前だと思って生活しています。誰もがこのような日常的に行っていること、気をつけていることの中に、SDGsに関係していることがあるのではないかと思います。
でも、私は日常的に行っていることだけでは足りないと思います。そこで、普段の生活の中で少しだけでも、意識してみることが大切だと考えました。私がこれから意識したいことは主に二つあります。一つ目は、節水・節電をするということです。節水をすることで節電もでき、環境を良くすることにもつながります。日本では、蛇口をひねれば飲める水が出て、スイッチを押せば電気がつきます。世界には安全な水が飲めず、家に電気もない国も多くあります。だから、節水や節電は日本のような国の人たちが意識していくことが大切だと思います。
二つ目は食品ロスを減らすということです。これは、私の中で一番意識したいことです。私は給食をよく残してしまい、それが軽率な行動ではないかと感じたからです。世界全体では、まだ食べられる食料が毎年13億トンも廃棄されています。これは、食品を作っている人にとっては、とても悲しいことだと思います。また、食品を捨てるということは、ゴミとなって燃やされるので環境にも悪いことです。これからは、限りある食料を簡単に捨てるなどのことをしないように、しっかりと頭に入れて生活していきたいです。
身近なことだけではなく、大きな難しいことを行わないと目標は達成できないという考えもあるかもしれません。しかし、今の私たちにできることは何かと考えると、まずは身の回りの小さなことから始めていくべきだと思います。小さな簡単なことから、大きなものにしていくのです。
SDGsは世界をよりよくするための世界共通の目標です。私が簡単なことから始めた方が良いと思うのには理由があります。それは、いきなり難しいことを行っても続かないと思うからです。勉強やスポーツと同じで、日々少しずつ少しずつ取り組んでいくことで、目標達成に近づくと思います。身の回りにあることを少しずつ意識して、簡単なことから取り組んでみることが世界をよりよくするための第一歩だと、私は考えます。みなさん、SDGsのことを意識した生活を送ることで、幸せな世界を作ってみませんか。