西港入船公園 ちょいロック ソイ本年「初釣り」 底狙いに好機あり

  • 釣り
  • 2022年1月27日
フェリーターミナルの明かりが差し込み、夜間でも比較的安全に釣りが楽しめる「入船公園」
フェリーターミナルの明かりが差し込み、夜間でも比較的安全に釣りが楽しめる「入船公園」
今年最初の1匹は手のひらサイズのソイだった
今年最初の1匹は手のひらサイズのソイだった

  太公望も新春の「初釣り」を狙って動きだす時期になってきた。釣り倶楽部担当も、遅ればせながら1月中旬を過ぎて2022年最初の1匹を狙い、苫小牧港・西港の入船公園へ足を運んだ。夜に手軽なライトロックスタイルに挑戦し、手のひらサイズのソイを釣り上げることができた。

   今回使用したタックルは、6・1フィートのメバルロッドに2000番台のスピニングリール。厳しい寒さの中で低活性の魚をターゲットにすることから、小さな魚信に対応し、海中で魚に違和感を与えづらい極細の0・6号(2ポンド)のナイロンラインを選択した。

   ルアーは、2グラムのジグヘッドに1・5~2インチの小型のワームをチョイス。大きなルアーよりも魚に警戒心を与えにくいのに加え、海底の隙間で動かない魚へのアプローチが容易なことも選んだ理由だ。形はスティック状でシンプルな「ピンテール」系。高活性な場合は、魚が泳ぐように尻尾を振ってアピールする「シャッド」系や「カーリーテール」系も選択肢に入る。

   □ガイドの凍結に注意

   釣り始めてすぐ、ガイドの凍結に悪戦苦闘。軽いルアーを遠くへ素早くキャストすると、霜が付着したガイドにラインが絡まる事態がたびたび発生する。やむを得ない。この季節は、ロングキャストを諦めて足元中心の釣りに終始するのもありだ。

   案の定、「ちょい投げ」で岸壁から10メートル付近の海底を丹念に攻めると、”グッ、ググッ”と鈍い当たり。合わせを入れて糸を巻き上げると、上がってきたのは手のひらサイズのソイだった。約1時間で1匹の貧果だったが、今年最初の釣りで釣果を得ることができ、満足の釣行となった。

   □防寒対策を万全に

   ”冬の釣りは寒さとの戦い”と言われるように、防寒対策は万全で臨みたい。近年は、釣り具や作業着メーカーが防寒グッズを取りそろえ、おしゃれで機能的なものも選択できる時代。担当は、薄手の手袋の上から厚手の防寒グローブを二重にはめているほか、上下スキーウエアに毛糸の帽子、新型コロナウイルスの感染対策でマスクを着けているが、これは防寒の面でも有効と感じる。

   日中は割と暖かく感じても、夜間は厳しい冷え込みの日々が続く。海岸は、風が吹けばさらに体感温度も下がる。釣りをした結果、風邪を引いたとなれば、自分が苦しむだけでなく、コロナ対応で逼迫(ひっぱく)する医療機関への負担にもなりかねない。万全の準備で釣りを楽しみたい。

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