道などは25日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1536人確認し、4人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が1500人を上回るのは5日連続。このうち52%に当たる807人の感染経路が不明。胆振管内は107人と2日連続で最多を更新した。道内の感染者は延べ7万6542人(実人数7万5966人)となった。
死亡を確認したのは道が居住地非公表の2人(80代女性と90代女性)、札幌市が80代男性、旭川市が80代男性。道内の死者は累計で1484人となった。
道は過去最多の729人の感染を確認。内訳は胆振107人のほか、石狩管内218人、釧路管内116人、オホーツク管内91人、空知管内47人、渡島管内38人、上川管内26人、宗谷管内17人、十勝管内16人、後志管内15人、道外12人、留萌管内11人、根室管内8人、日高管内7人。
新たなクラスター(感染者集団)は、石狩管内の医療機関で職員ら13人、釧路管内の医療機関で入院患者ら5人。既存クラスターでは平取町の北海道平取養護学校寄宿舎で4人増の計17人に拡大した。
札幌市は620人(再陽性31人含む)、小樽市は35人、函館市は過去最多の98人、旭川市は54人の感染をそれぞれ確認した。
道内で治療を終えて回復したのは6万3085人。25日現在の患者数は前日から680人増えて1万1973人となり、重症はゼロ。24日時点の入院患者の病床利用数は前日から24床減の445床となり、病床使用率は21・5%。一方、自宅療養者は前日から1164人増の6773人となっている。