苫小牧東高校アイスホッケー部の角丸陸斗(3年)が、第77回国民体育大会冬季大会アイスホッケー競技会(26~30日、栃木県日光市)アイスホッケー少年男子の北海道選抜に選ばれた。高校総体出場校以外のチームからは唯一の選出で、スキル、試合勘ともに優れたプレーヤー。「北海道代表としてチームの勝利に貢献したい」と闘志を燃やしている。
アイスホッケーをしていた父の姿を追い掛けて6歳から競技を始めた。勉学にも力を注ぎ、文武両道を志して胆振管外から苫東への進学を決めた。同校では副主将として「強豪相手にも気持ちで負けないよう、体を張ったプレーでチームを盛り上げてきた」。
田中渓也監督は「ホッケー頭脳が抜群に高い選手で、いつも期待以上の結果を出してくれる。チャンピオンチームの一員として活躍してほしい」と背中を押した。
昨年引退した先輩たちの気持ちを背負って挑んだ昨年末の全道大会では、初戦で敗れて高校総体出場をかなえられず涙をのんだ。「実感も湧かないくらい悔しかった」と当時を振り返る。国体では「周りはスキルの高い選手が多くそろうが、負けずに持ち味を生かして勝利に貢献したい」と意気込みを語っている。