道などは24日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1589人確認し、1人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が1500人を上回るのは4日連続。このうち67%に当たる1067人の感染経路が不明。胆振管内は最多の105人となった。
政府は25日午後に特措法に基づく「まん延防止等重点措置」の北海道への適用を正式決定する方針。期間は27日~2月20日。これを受け道は25日、感染症対策本部会議を開いた後、鈴木直道知事が記者会見し、道民に協力を呼び掛ける。
死亡したのは札幌市の80代男性。道内の死者は累計で1480人となった。
道は過去最多の622人の感染を確認。内訳は胆振の105人のほか、石狩管内201人、釧路管内111人、オホーツク管内48人、十勝管内40人、空知管内28人、渡島管内26人、宗谷、後志両管内各16人、道外10人、日高管内7人、根室管内6人、留萌管内4人、上川管内3人、桧山管内1人。
新たなクラスター(感染者集団)は▽江別市のグループホームで入居者ら10人▽北斗市のグループホームで入居者ら5人▽上川管内東神楽町の特別養護老人ホームで職員ら9人。既存クラスターでは、平取町の北海道平取養護学校寄宿舎で5人増の計13人に拡大した。
札幌市は880人(再陽性48人含む)の感染を確認。市内の医療機関で職員5人、別の医療機関でも職員6人の陽性が判明し、新たなクラスターとなった。
小樽市は17人の感染を確認。市立花園小学校で児童ら5人、同潮見台小学校で児童ら9人のクラスターが発生した。
函館市は38人、旭川市は32人の感染を確認した。
道内の感染者は延べ7万5006人(実人数7万4462人)となった。治療を終えて回復したのは6万2233人。24日現在の患者数は前日から1138人増の1万1293人となり、重症はゼロ。23日時点の入院患者の病床利用数は前日から43床増の469床となり、病床使用率は22・7%。自宅療養者は622人増の5609人となり、5000人を突破した。