道と札幌市などは23日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1591人確認したと発表した。日別の新規感染者数が1000人を上回るのは5日連続。このうち67%に当たる1073人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ7万3417人(実人数7万2922人)となった。
死亡の確認は4日連続でなかった。道内の死者は累計で1479人。
道は586人の感染を確認。内訳は石狩管内180人、釧路管内99人、胆振管内80人、十勝管内52人、オホーツク管内37人、後志管内26人、渡島管内21人、上川管内20人、空知、根室両管内各16人、日高管内14人、宗谷管内11人、道外9人、留萌管内3人、桧山管内2人。新たなクラスター(感染者集団)は、伊達市の認定こども園「京王幼稚園」で園児ら8人、平取町の北海道平取養護学校寄宿舎で8人(指導員6人、生徒2人)。
札幌市は903人(再陽性33人含む)の感染を確認。サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)で入居者ら12人の陽性が判明し、クラスターとなった。
小樽市は35人の感染を確認。建設関係事業所でクラスターが発生し、従業員6人の感染が分かった。
旭川市は34人の感染を確認。新たなクラスターは、市立大有小学校で児童ら6人、カラオケ設備のある飲食店で利用客5人。函館市は33人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは6万1783人。23日現在の患者数は前日から1137人増の1万155人となり、1万人を超えた。重症はゼロ。22日時点の入院患者の病床利用数は前日から31床増の426床となり、病床使用率は20・6%と、道の警戒レベル「2」の基準(20%)を超えた。
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道などは22日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1605人確認したと発表した。日別の新規感染者数は21日(1644人)に次いで過去2番目。このうち66%の1059人の感染経路が不明。胆振管内は92人で過去最多となった。死亡の確認はなかった。
道は過去最多の597人の感染を確認。内訳は胆振92人のほか、石狩管内180人、釧路管内62人、十勝管内46人、空知管内39人、渡島、後志両管内各37人、オホーツク管内30人、根室管内25人、上川管内17人、宗谷管内と道外各10人、留萌管内9人、桧山管内2人、日高管内1人。十勝管内本別町の道立農業大学校で新たなクラスターが発生し、学生5人の陽性が判明した。
札幌市も過去最多の907人(再陽性47人含む)の感染を確認。新たなクラスターは、サ高住で入居者ら31人、特別養護老人ホームで入所者ら21人。
旭川市は38人の感染を確認。豊岡中央病院でクラスターが発生し、職員ら6人の陽性が判明した。
函館市は37人、小樽市は26人の感染を確認した。