道と札幌市などは21日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1644人確認したと発表した。日別の新規感染者数としては20日の1437人を上回り、3日連続で過去最多を更新した。このうち58%に当たる953人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ7万221人(実人数6万9808人)と7万人を超えた。
死亡の確認は2日連続でなかった。道内の死者は累計で1479人。
道は過去最多の593人の感染を確認。内訳は石狩管内222人、胆振管内70人、十勝管内63人、釧路管内39人、オホーツク管内37人、道外35人、空知管内33人、根室管内24人、渡島管内19人、後志管内16人、上川管内12人、宗谷管内7人、留萌、桧山両管内各6人、日高管内4人。
北広島市の認可保育所で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、園児ら11人の陽性が判明。石狩管内の認定こども園(園児7人)と認可保育所(園児ら18人)でもクラスターとなった。
旭川市は45人の感染を確認。住宅型有料老人ホームで新たなクラスターが発生し、利用者ら9人の陽性が判明。この他▽陸上自衛隊旭川駐屯地(隊員5人)▽なかの呼吸器科内科クリニック(職員5人)でもクラスターとなった。
札幌市は過去最多の902人(再陽性44人含む)、函館市は53人、小樽市は51人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは6万1043人。21日現在の患者数は前日から1413人増えて7699人となり、重症はゼロ。20日時点の入院患者の病床利用数は前日から32床増の370床となり、病床使用率は17・9%に上昇した。