苫小牧市は18日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの地域経済対策として▽宿泊料金割引・商品券配布事業▽道の飲食店感染防止対策認証(第三者認証)制度の取得を推奨する給付金事業―を新たに実施することを明らかにした。21日開会の市議会臨時会に、第3弾のプレミアム(割り増し)付き商品券事業と合わせた関連事業費を盛り込んだ2021年度一般会計補正予算案を提案する。
宿泊料金の割引事業は、市内宿泊施設の税込み5000円以上の「対象宿泊プラン」を利用すると、1人1泊に付き3000円を割り引く上、市内の飲食店や地元店で使える商品券2000円分を提供する。実施期間は4月下旬~7月末の想定だが、各施設に配分する割引数に達した時点で終了する。
認証取得の給付金事業は、第三者認証を得た市内の飲食店に1店舗当たり5万円を支給する。同一事業者が複数店舗で取得した場合も各店舗が該当し、店舗規模の大小や主たる事業主の住所、法人・個人も問わない。申請受け付けは2~12月末の予定。