道と札幌市などは18日、新型コロナウイルスの感染者を新たに698人確認し、1人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は15日の695人を上回り、過去3番目の多さ。胆振管内は15、16日の43人を上回り、過去最多の59人となった。
道内で328人の感染経路が不明。感染者は延べ6万5970人(実人数6万5681人)となった。
死亡は札幌市の70代男性。道内の死者は累計で1478人となった。
道は321人の感染を確認。胆振管内以外の内訳は石狩管内116人、空知管内25人、渡島管内21人、十勝、根室両管内各17人、オホーツク、渡島両管内各13人、上川管内9人、釧路管内8人、道外7人、後志管内6人、宗谷管内5人、留萌管内3人、日高管内2人。
札幌市は287人(再陽性7人含む)、函館市は45人、小樽市は25人、旭川市は20人の感染を確認した。
新たなクラスターが発生し、千歳市内の知人同士の飲食を伴う会合で20~40代の参加者6人、石狩管内の飲食店で20~30代の従業員11人、渡島管内七飯町の障がい福祉サービス事業所で利用者ら35人、帯広市の障がい者支援施設で職員ら11人、根室市の認可外保育施設で園児ら13人、小樽市の大人数飲食で新成人42人、旭川大学運動部の学生宅で学生5人の陽性が判明。既存クラスターでは、苫小牧市内の新成人による飲食を伴う会合で新たに7人の感染が分かり、計41人に拡大した。
道は新変異株「オミクロン株」への置き換わりが直近1週間で8割を超えたため、オミクロン株疑いの公表を終了すると発表した。
道内で治療を終えて回復したのは6万528人。18日現在の患者数は3964人となり、重症はゼロ。17日時点の入院患者の病床使用数は、前日から11床増の295床となった。
17日時点で直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は60人、療養者数は64・9人。いずれも道が設定している「レベル2」(警戒を強化すべきレベル)の基準(新規感染者数15人、療養者数20人)を大幅に超えた。病床使用率は14・3%に上昇したが、まん延防止等重点措置の要請を検討する「レベル2」(20%超)の基準には達していない。