道と札幌市などは17日、新型コロナウイルスの感染者を新たに643人確認したと発表した。日別の新規感染者数が600人を上回るのは3日連続。このうち317人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ6万5272人(実人数6万4995人)となった。
死亡の確認は6日連続でなかった。道内の死者は累計で1477人。
道は227人の感染を確認。内訳は石狩管内95人、胆振管内33人、オホーツク管内24人、空知管内22人、上川管内11人、後志管内9人、留萌管内7人、日高管内と道外各6人、十勝管内4人、渡島、桧山両管内各3人、宗谷管内2人、釧路、根室両管内各1人。
苫小牧市の成人式を機に集まった友人同士の飲食を伴う会合で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、参加者34人が感染。白老町の成人式の参加者による飲食を伴う会合でも17人の陽性が判明し、クラスターとなった。この他、▽後志管内倶知安町の事業所(従業員5人)▽桧山管内で行われた法要(参加者24人)▽上川管内上富良野町の陸上自衛隊富良野駐屯地(隊員8人)▽網走市の東京農大北海道オホーツクキャンパス(学生19人)―でもクラスターが発生した。既存クラスターでは、日高町の成人式後の友人同士の飲食を伴う会合で5人増の計40人に感染が拡大した。
札幌市は392人(再陽性18人含む)、函館市は14人、小樽市は9人、旭川市は1人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは6万403人。17日現在の患者数は前日から562人増えて3392人となり、重症はゼロ。16日時点の入院患者の病床利用数は、前日から12床増の284床。病床使用率は13・8%に上昇した。鈴木直道知事は20%が確実となった時点で「まん延防止等重点措置」を含めた対策を検討するとしている。