道と札幌市などは14日、新型コロナウイルスの感染者を新たに467人確認したと発表した。日別の新規感染者数が400人を上回るのは緊急事態宣言下だった昨年8月28日(457人)以来、約4カ月半ぶり。濃厚接触者は調査中。新変異株「オミクロン株」の感染確認はなかった。道内の感染者は延べ6万3242人(実人数6万3016人)となった。
死亡の確認は3日連続でなかった。道内の死者は累計で1477人。
道は215人の感染を確認。内訳は石狩管内75人、空知管内32人、胆振管内26人、十勝、釧路両管内各14人、上川管内13人、道外12人、オホーツク管内10人、後志、渡島、桧山3管内各5人、日高、留萌、宗谷、根室4管内各1人。滝川市の市立滝川中央保育所で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、6人(職員4人、園児2人)の陽性が判明。上川管内当麻町の成人式前後に行われた飲食を伴う会合で10~20代の参加者12人が感染し、クラスターとなった。既存クラスターでは、苫小牧市内のデイサービスセンターで1人増の計7人に感染が拡大した。
札幌市は194人(再陽性11人含む)、小樽市は26人、旭川市は19人、函館市は13人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは6万172人。14日現在の患者数は前日から421人増えて1593人となり、重症はゼロ。13日時点の入院患者の病床利用数は、前日から11床増の223床となっている。