市街地にシカの群れ(動画あり)

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  • 2022年1月13日

  13日午前10時から午後2時ごろにかけ、苫小牧市矢代町の空き地に「エゾシカの群れがいる」と市や苫小牧署に通報が相次いだ。先週も同じ場所での目撃情報があり、市は「近寄らないで去るのを見守ってほしい」と注意喚起している。

   同日午前11時現在で群れは9頭おり、前脚で積もった雪を掘り起こして草木を食べたり、休んだりする光景が1時間以上続いた。「角が大きくて格好いい」「乗ってみたい」などと大はしゃぎする児童たちを、大人たちが心配そうに見守っていたが、人畜への被害は確認されていない。

   市によると、エゾシカは例年1月から3月にかけて市街地での出没が増加。山林で餌不足になると姿を見せる傾向にあり、過去には市民から「庭木の皮を食べられた」といった被害が報告されている。

   市環境生活課の担当者は「シカは人を積極的に襲うことはないが、急に近づいたりすると走りだしたりして危険なため刺激をしないことが大切」と強調。「脚をけがして何日も動けないような場合にはすぐ連絡をしてほしい」と呼び掛けている。

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