道と札幌市などは12日、新型コロナウイルスの感染者を新たに197人確認したと発表した。日別の新規感染者数が100人を上回るのは5日連続。このうち93人の感染経路が不明。新変異株「オミクロン株」の感染確認はなかった。道内の感染者は延べ6万2447人(実人数6万2237人)となった。
死亡の発表は3日ぶりになかった。道内の死者は累計で1477人。
道は107人の感染を確認。内訳は石狩管内45人、胆振管内13人、空知管内11人、渡島管内7人、オホーツク管内6人、道外5人、桧山、留萌、釧路3管内各4人、上川管内3人、宗谷、十勝両管内各2人、日高管内1人。留萌市の障がい福祉サービス事業所で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、10~30代の5人(職員3人、利用者2人)の陽性が判明。10日にクラスターと認定された苫小牧市のデイサービスセンターで新たに利用者1人が感染し、計6人となった。
札幌市は71人(再陽性2人含む)の感染を確認。市内の通所介護事業所でクラスターが発生し、20~80代の5人(職員3人、利用者2人)の陽性が判明した。
旭川市は9人、函館市は6人、小樽市は4人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは6万87人。12日現在の患者数は前日から158人増えて883人となり、重症はゼロ。11日時点の入院患者の病床利用数は、前日から9床増の166床となっている。