ジャパンカップ後期リーグは8、9両日、白鳥王子アイスアリーナ=苫小牧市=などで4試合が行われた。レッドイーグルス北海道は横浜グリッツに連勝。東北フリーブレイズと栃木日光アイスバックスは1勝1敗と星を分けた。
9日
▽2回戦(白鳥王子アイスアリーナ)
レッドイーグルス北海道6―1横浜グリッツ
▽得点者【レ】高木(山下、彦坂)中屋敷(中島)百目木(越後、三田村)中屋敷(中島、佐々木)久慈(入倉、柴田)入倉(山田、久慈)【横】松渕(茂木、熊谷)▽GK【レ】小野田【横】黒岩▽シュート数【レ】53【横】20▽反則【レ】8分【横】4分▽パワープレー得点【レ】0【横】1▽キルプレー得点【レ】0【横】0▽観客数744
第2ピリオド中盤に一時1点差に詰め寄られたレッドイーグルスだったが、同12分すぎにFW百目木、18分すぎにはFW中屋敷がゴールし粘る横浜を突き放した。
▽同(フラット八戸)
東北フリーブレイズ5―2栃木日光アイスバックス
8日
▽1回戦(白鳥王子アイスアリーナ)
レッドイーグルス北海道7―0横浜グリッツ
▽得点者【レ】中屋敷(高橋、中島)中屋敷(高橋、橋本)高橋(中島、橋本)山田(高木、彦坂)中島(中屋敷、橋本)彦坂(山下、入倉)中屋敷▽GK【レ】成澤【横】小野▽シュート数【レ】33【横】18▽反則【レ】12分【横】12分▽パワープレー得点【レ】3【横】0▽キルプレー得点【レ】0【横】0▽観客数628
レッドイーグルスが攻守に圧倒した。第1ピリオド中盤にFW中屋敷の連続ゴールで勢いづくと、その後も数的優位なパワープレーなどで効果的に加点した。守っては守護神成澤が無失点の活躍を見せた。
▽同(フラット八戸)
栃木日光アイスバックス2―1東北フリーブレイズ
―連日のゴールラッシュ
レッドイーグルスは連日のゴールラッシュに沸いた。特にFW中屋敷は2試合で5得点の大暴れ。後期リーグの得点、ポイントランキングで首位に躍り出る活躍ぶりだった。
チームは2戦で計13点、失点はわずかに1だった。前身の王子時代を含め18大会ぶりの4位に終わった全日本選手権(昨年12月、長野市)での反省を踏まえ、攻守のシステムを再確認してきたことが奏功した。「2日間ともいい形で点が取れていた。今後につながる」と菅原監督は手応えを口にした。
GK陣は8日に先発した守護神成澤が、昨年9月25日の前期リーグ対ひがし北海道クレインズ戦以来の完封。9日に先発した小野田も最少失点に抑えて存在感を見せた。
前期リーグを制し、すでにプレーオフの出場を決めてはいるが「後期を何となく終わってほしくない。1試合ずつ成長していくために、意味のある試合をしていってほしい」と指揮官は期待した。
― 泥くさいホッケーを
横浜グリッツ・浅沼芳征監督 きのう(8日)の敗戦を踏まえて、きょう何をするかを選手全員で個々各自に目標を発表してもらい臨んだ。0―0で進んだ1ピリは最後の1秒で失点したのが痛かった。2ピリにもう一段ギアを上げる手はずだったが突き放されてしまった。今季の2勝はロースコアの戦いでもぎ取れた。今後の試合で滞氷する6人が全員で守ってチャンスを捉え、相手のミスを確実に突くような泥くさいホッケーを実行していきたい。