道と札幌市などは6日、新型コロナウイルスの感染者を新たに74人確認したと発表した。日別の新規感染者数が70人を上回るのは昨年9月23日(76人)以来、約3カ月半ぶり。このうち27人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ6万1684人(実人数6万1485人)となった。
死亡の確認は8日連続でなかった。道内の死者は累計で1475人。
道は41人の感染を確認。内訳は空知管内17人、十勝管内10人、石狩管内6人、オホーツク管内3人、胆振管内2人、宗谷、釧路両管内と道外各1人。胆振の感染確認は昨年12月21日以来16日ぶり。帯広市の遊技施設で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、20~40代の5人(利用客3人、従業員2人)の陽性が判明。既存クラスターでは、空知管内の障がい者支援施設で15人増の計24人に感染が拡大した。
札幌市は28人の感染を確認。既存クラスターでは、有料老人ホームで新たに入所者1人の感染が分かり、計24人となった。
旭川市は3人、函館市と小樽市は各1人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは5万9959人。6日現在の患者数は前日から43人増えて250人となり、重症はゼロ。5日時点の入院患者の病床利用数は、前日から3床減の74床となっている。