アイスホッケー女子日本代表(スマイルジャパン)の候補合宿が苫小牧市内で行われている。北京冬季五輪に向けた強化の一環で、16、17両日には白鳥王子アイスアリーナで女子U18代表候補チームと練習試合が行われた。海外勢との強化試合が新型コロナウイルスの影響で相次いで中止になる中、実戦感覚を高めた。代表メンバーは26日に発表される予定。
17日の練習試合は、スマイルジャパン候補が第1ピリオドに4点を挙げるなど圧倒。2ピリ以降も勢いは止まらず9―0で圧勝し、トップチームの貫禄を見せた。試合後には数的優位なパワープレーや不利なキルプレーなどの連係を確認していた。
11日に始まった合宿は候補選手23人が参加、21日まで苫小牧市内で行われる。19日にもU18代表との試合を予定している。
U18代表も13日から市内で合宿中で、1月9日からハンガリーで開かれる世界選手権に出場する。
スマイルジャパンは12月、チェコ遠征を予定していたが、新型コロナウイルスの変異株拡大の影響で中止。1月に札幌市で予定していた北米リーグの選抜チームとの試合も中止になった。
残された強化策は国内での合宿のみ。26日からの5日間は今年最後の合宿を実施、1月にも市内で直前合宿を行う。
海外勢との試合中止について、飯塚祐司監督は「コロナの情勢を見ていく中で覚悟はしていた。割り切って今やれることにベストを尽くしたい」と語った。