第74回北海道高校アイスホッケー選手権大会第2日は12日、帯広の森アイスアリーナ、第二アイスアリーナ=帯広市=でトーナメント2回戦4試合が行われた。北海道栄は4―3で北海に勝利。駒大苫小牧はゲームウイニングショットの末5―4で白樺学園に競り勝ち、それぞれ13日の準決勝に駒を進めた。両校は全国高校総体(来年1月18~21日、青森県八戸市など)出場を決めた。
11日の1回戦に登場した苫小牧東は延長戦の末4―5で釧路工業に惜敗。苫小牧中央は0―3で釧路江南に敗れ、高校総体切符を逃した。
▽2回戦
駒大苫小牧5―4白樺学園
▽得点者【駒】荒木(山口、木村)藤間(荒木)木村(鈴木、石田)山口(荒木、藤間)花田【白】西浦(武田、佐藤)三瓶(小原、香田)村上一(福田)藤本(村上一、岸本)▽GK【駒】米津【白】田中
北海道栄4―3北 海
▽得点者【栄】乘本(大城、高橋)乘本、乘本(関本)高橋(増川、関本)【北】鈴木(古谷)岡田、清田▽GK【栄】佐藤【北】川合
清 水4―1釧路江南
武 修 館6―2釧路工業
11日
▽1回戦
北海道栄14―0釧路連合
▽得点者【栄】加藤(キム、泉浦)岡本、岡本(山賀、遠藤)加藤、内野(加藤)加藤(小島)遠藤(泉浦、嶋貫)キム、キム(内野、関本)遠藤(岡本、磯崎)西尾(稲田)増川(乘本)嶋貫(泉浦)関本(高橋)▽GK【栄】長﨑、北村【連】菅原
白樺学園13―1苫小牧工業
▽得点者【白】村上桂、高田(福田、大澤)藤本(金子)岸本(村上一)武田(金子)村上桂、三浦(福田)金子(西浦)小岩、岸本、大澤(村上一、福田)小岩(村上桂、下山)岸本(大澤、村上一)【工】堀内(小嶌、天満)▽GK【白】田中、杉江【工】久保、田村
釧路江南3―0苫小牧中央
▽得点者【江】立花(西本、高橋)小林(中條)竹内(亀田翼、八巻)▽GK【江】亀田翔【中】大塚斗
釧路工業5―4苫小牧東
▽得点者【工】荻原(小野寺)高橋柊(荻原)阿部(高橋柊、小野寺)阿部(高橋寛、林)三谷(高橋柊)【東】斉藤愁(渡辺)渡辺(齊藤悠、岩野)松尾(斉藤愁、角丸)齊藤悠(角丸、岩野)▽GK【工】小倉【東】稲越、司馬
北 海8―4帯広工業
― 道栄 FW乘本 3得点の活躍
道栄の2年生FW乘本が自身初の1試合3得点で準決勝進出に貢献した。札幌市出身。対戦校の北海には中学時代のチームメートも多く、「普段よりも気持ちが入った。勝てて良かった」と笑みをこぼした。
守りが厳しい北海ゴール前で躍動した。第2ピリオド1分すぎ、FW大城(2年)のパスをバックハンドで合わせ先制点。続く2点目は数的不利なキルプレーでルーズパックをたたき込んだ。
第3ピリオドにはFW関本のパスを直接決めハットトリック達成。0―0に終わった第1ピリオド終了後にFWラインメートの関本、大城と話し合い「チャンスで自分がゴール前に走る」と宣言した通りの得点シーンだった。
「得点だけじゃなく、声出しや体を張ったプレーなど、どんな場面でもチームに貢献できる選手になりたい」と頼もしく語った。