苫小牧市中心部で70年以上の歴史を持つ居酒屋。店内に入ると、新鮮な魚や貝が並ぶ対面台があり、常時30種類以上の魚介類から刺し身や焼き魚を味わうことができる。新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底しながら、従業員が元気よく接客する。

　お薦めは「濃厚カニみそ甲羅焼き」（税別780円）。本ズワイガニの身を使い、自家製のカニみそに高級料理酒の赤酒を使用した。口に入れると、こくとふくよかな甘みが広がる。

　今の時期、キンキや地元で取れるソイやマツカワなどの魚が人気。刺し身にする場合、1人前500円台から900円台で職人がさばいてくれる。酒類も道内限定販売のビールや地酒などをそろえた。忘年会などで利用する場合には、予約が必要になる日が多い。

　新型コロナ対策として、高機能の空調設備を導入した。運営会社NOVELS　GROUPの藤淳一代表（45）は「常に外の空気と入れ替わるようにした。広いスペースで利用することもできる」と話す。

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　濃厚カニみそ甲羅焼きを注文時、「民報を見た」と言った客に今月末まで、市場から届いたその日お薦めの刺し身1品をサービスする。

　苫小牧市表町2の2の19。営業時間は午前11時30分～午後2時（月～金）、午後5時30分～翌日午前0時（月～土）。日曜定休。電話0144（34）3434。