第52回北海道中学校アイスホッケー大会最終日は6日、月寒体育館=札幌市=で決勝が行われた。啓北・啓明・勇払・鵡川(東胆振D)は4―5で釧路鳥取に競り負け惜しくも準優勝。鳥取は4大会ぶりの頂点に立った。第3代表決定戦では、早来・青翔・明倫(東胆振A)が5―3で明野・苫小牧東・和光(東胆振B)に勝利した。
▽決勝
釧路鳥取5―4東胆振D
▽得点者【釧】阿部(鈴木)尾﨑(石川、檜森)檜森(岸部)檜森(石川)檜森(吉田)【D】三浦(一二三)島貫(三浦)島貫(一二三)一二三(三浦)▽GK【釧】高橋【D】大澤
東胆振Dが悔しい逆転負け。同点で迎えた第2ピリオド中盤に島貫が連続ゴール。18分すぎには一二三が加点したが、リードを守り切れなかった。
▽第3代表決定戦
東胆振A5―3東胆振B
▽得点者【A】碇谷、碇谷(小野寺陽)碇谷、千﨑(伊部、佐々木)千﨑(碇谷)【B】横山(森、伊藤)横山、中谷(村上)▽GK【A】江上【B】神山
東胆振Aは1点ビハインドで迎えた第3ピリオドに碇谷、千﨑が立て続けに得点して勝ち越し。16分すぎの数的優位なパワープレーでも千﨑がゴールし、引き離した。
― 東胆振D 後半失速、優勝届かず
苫小牧勢として7大会ぶりの全道制覇に、あと一歩だった。決勝で一時3点のリードを奪った東胆振Dは、終盤に猛攻を受けて逆転負け。FWの一二三副主将(啓北3年)は「走り負けてしまった」と悔しさをにじませた。
開始7分でFW三浦主将(啓明3年)が先制ゴールを決めるなど、序盤は持ち前の攻めの姿勢で試合を優位に進めた。ただ、GKを除いたプレーヤー13人と潤沢ではない選手層に加え、前日の5日に2試合をこなしたことも重なって徐々に体力を消耗。第3ピリオドは20本ものシュートを浴びるなど守勢に回った。
来年1月の全国大会(釧路市)で雪辱を果たす。一二三副主将は大会を通じて「得点されてもすぐに取り返すことができたのは良かった。最後まで走り切る体力を付けたい」と前を向く。
井上監督は「つらいところでもう一踏ん張りできるように、選手たちと課題を確認していきたい」と語った。