苫小牧市で12月から始まる新型コロナウイルスワクチンの3回目接種は22日現在、52医療機関で受け入れる見通しになった。市内で2回接種を終えた人は19日現在、職域接種を含めた推計で12万5938人、12歳以上接種率で81・6%と8割の大台に乗った。
22日の定例市長記者会見で説明した。
3回目接種は医療機関による個別接種で体制を組む。現在の1、2回目接種と比べて3機関の増で、内訳は日ごろからかかりつけにしているなど「受け入れ条件あり」が25機関、「受け入れ条件なし」が27機関。
接種条件は2回目終了後おおむね8カ月以上経過のため、対象は12月~来年1月が医療従事者、同2月から一般市民(高齢者)が加わる。一般市民には予診票と一体になった接種券を配る際、医療機関の一覧チラシを同封する。
また、5~11歳を対象にしたワクチン接種を、国が早ければ来年2月にも始めるため自治体に準備するよう通知したことを受け、岩倉博文市長は「苫小牧市医師会とも協議を重ねながら、スムーズな接種体制の構築に取り組む」とした。
ワクチン2回接種率は、全人口(17万人換算)に対しても74%に達し、いわゆる「7割の壁」も超えている。