6 酒類販売業の友廣久之さん 飲食業界への支援を重視、第6波見据えロードマップを

  • 投票に行こう 2021衆院選, 特集
  • 2021年10月26日
「希望の光となる1票にしたい」と友廣さん

  「難しい選択になるが、希望の光となる1票にしたい」―。苫小牧市明野新町の業務用酒類販売トモヒロの友廣久之代表(63)は投票に込める思いをそう語る。飲食業界は新型コロナウイルス感染拡大との「戦い」を続けてきた。政党や候補者が苦境にあえぐ業界にどこまで寄り添ってくれるか、政策を見比べた上で「期待の1票」を投じる予定だ。

   コロナ禍で飲食店や酒類販売業は大打撃を被り、市内でも既に閉店を余儀なくされた飲食店が少なくない。以前のように客足が戻らないケースも想定される。友廣さんは国などの支援が先細りしていかないか気掛かりといい、「危機に対応するには強いリーダーシップが必要」と強調する。

   一方、9月30日で緊急事態宣言が解除され、酒類の売り上げは回復傾向。コロナ禍で減らしていた酒の仕入れ量を戻してくれた飲食店もあり、「厳しい状況でも諦めていない人たちがいることに目を向けてほしい」と語る。

   「第6波」が到来した際、時短や休業の要請にとどまらず、新たな営業方法などを示すロードマップ作成を強く求める。感染対策のアピールにつながる第三者認証制度や、ワクチンパスポートの有効活用などの浸透も願う。

   また、投票率の動向を注視。いまだ実現しない「インターネット投票」の必要性を、コロナ下だからこそ感じており、「若者が1票を投じやすい環境整備を」と訴える。

  (小笠原皓大)

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