白老町のキャンプ場を舞台にした現代アート。ミズナラやイタヤカエデなど約30本の広葉樹の幹に、墨汁で自然の生命感を表現した草木染めの布が巻き付けられている。全体を眺められる地点から鑑賞すると、布が横一列になる不思議な光景が広がる。布と大地がつながるように見える仕掛けだ。作品のテーマは「炭素」とした。呼吸によって人と木々の間で炭素の循環を繰り返しているように、自然とのつながりを感じてもらうために制作したという。
会場は白老町石山110の「ブウベツの森キャンプ場」。11月7日まで展示。時間は午前11時から午後5時。観覧は無料で駐車場あり。