岸田首相が来苫 「成長の原動力地方に」  (動画あり)

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  • 2021年10月23日

  岸田文雄首相は22日、苫小牧入りし、市内若草町で衆院選道9区の自民党前職、堀井学氏を激励した。同党道9区支部によると、同党の首相が市内で衆院選の応援演説を行うのは、2005年の小泉純一郎首相以来16年ぶり。約600人の聴衆が見守る中、「新しい経済対策を進め、成長と分配の好循環をつくりたい」と力強く訴えた。

   岸田氏は、新型コロナ対策を進めた上で経済対策を打ち出し、多くの人が所得や給料の形で成長を実感できるようにすると説明。増えた収入を消費に使うことが重要とし、「消費が拡大すれば次の経済成長につながる。再び日本経済が力強く動きだすことを実現したい」と強調した。

   地方では少子高齢化や介護、農業などに課題があると指摘し、「デジタルや科学技術で乗り越えられる。地方には大きな潜在力があり、成長の原動力は地方にこそある」と述べた。

   堀井氏については、外務大臣政務官や苫小牧港の整備などで成果を上げたとし「コロナ対応、経済対策、外交・安全保障など、堀井さんと共に新しい未来を切り開いていく。対話を大切にし、丁寧で寛容な政治を進めたい」と力を込めた。

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