≪53≫糸井西町内会 顔の見える町内会

  • 回覧板, 特集
  • 2021年10月20日
役員の手で行われた厚真町内のイモ掘り=2021年8月(提供)

  永福地区と糸井のうち鉄道と国道36号に挟まれた地区から成る町内会。中野満信会長(73)は「お互いの顔が見える町内会に」と役員らと連携を図りながら防犯パトロールや通学児童の見守り活動に力を入れる。

   同町内会が取り組む最も古い行事の一つが毎年8月のイモ掘り会だ。バスに乗って厚真町軽舞の農家宅に赴き、ジャガイモ畑で汗を流し、廉価でイモを分けてもらうのが恒例だった。

   今年は密を避けるため、8月22日早朝、役員10人が現地を訪れ、約1・2トンのイモを掘った。同日午後に永福公園で希望者に格安で販売。1袋当たり14キロほどのイモは約90人に行き渡ったという。

   中野会長は「新型コロナウイルスの影響で顔が見える関係が大きく様変わりしたが、今後も若い人たちの力を借りながら住みよい町内会づくりに力を注ぎたい」と前向きに語る。

   ■次回(10月27日)は第七区親交会です。

  メ モ

  ▽1961年4月創立

  ▽加入世帯数387世帯(9月末現在)

   加入率約44・6%

  ▽中野満信会長

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