千歳市花園のサケのふるさと千歳水族館で、この時期恒例のベニザケが展示されている。赤く美しい婚姻色の雄5匹が、大水槽前の円筒水槽の中をゆったりと泳ぎ回り、来館者の目を楽しませている。
8月24日に千歳市内の美々川で道の特別許可を得て水族館職員が採捕した。「今年は体長50センチ前後とやや小ぶり。婚姻色はきれいです」と担当者は話す。
新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で2年ぶりの来館という苫小牧市拓進小2年の矢島蒼唯(あおい)君(8)は、普段目にすることがない婚姻色のベニザケに興味津々。「赤くてきれいだけど、顔はちょっとこわい」と話していた。
ベニザケは10月いっぱい見られる。ただ、赤い体色は少しずつあせることから早めの来館がお勧めだ。 入館はコロナ感染防止のため事前予約制となっており、ホームページの申し込みフォームから予約する。