道と札幌市などは10日、新型コロナウイルスの感染者を新たに117人確認したと発表した。日別の新規感染者数が200人を下回るのは5日連続。このうち40人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ5万8866人(実人数5万8687人)となった。
死亡の確認は3日連続でなかった。道内の死者は累計で1460人。
道は34人の感染を確認。内訳は、胆振管内2人のほか、石狩管内7人、渡島管内5人、上川管内4人、宗谷、オホーツク、十勝3管内各3人、空知、根室両管内各2人、後志、釧路両管内と道外各1人。根室管内標津町の標津認定こども園で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、園児ら5人の陽性が判明した。
札幌市は51人の感染を確認。認可保育施設でクラスターが発生し、園児ら5人の陽性が判明。入浴施設でも従業員5人の感染が分かり、クラスターとなった。
函館市は16人の感染を確認。函館大谷高校(生徒8人)と事業所(従業員7人)で新たなクラスターが発生した。
旭川市は11人、小樽市は5人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは5万5305人。10日現在の患者数は2101人で、重症は26人。9日時点の入院患者の病床利用数は、前日から10床減の691床となっている。