浦河署(佃正広署長)は3日、様似町の旭漁港と様似・えりも両町にかかるニカンベツ川周辺でサケの密漁防止の啓発活動を行った。
例年、日高管内では密漁容疑の通報などがあり、同署でも常に警戒している。旭漁港に近いニカンベツ川でも8月中のサケ釣りや、林道に紛れて川での釣りなど、何かしらの通報がある場所だという。これから本格的なサケ釣りシーズンを迎えるため、海岸には釣り人の増加が見込まれている。
この日は、様似駐在所の長谷川博文所長と墨谷耕平巡査部長、えりも漁協冬島支所の職員1人、町役場の担当者1人が午前9時に集合。ニカンベツ川河口の砂浜でサケ釣りをしている釣り人に、墨谷巡査部長が作成した、密漁禁止と河口規制のチラシを配り、「不審な人を見つけたら通報をよろしくお願いします」などと声を掛けていた。