道と札幌市などは8月31日、新型コロナウイルスの感染者を新たに305人確認し、4人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が300人を上回るのは2日ぶりで、前の週の同じ曜日を7日連続で下回った。このうち131人の感染経路が不明。道内の死者は累計で1449人、感染者は延べ5万6807人(実人数5万6638人)となった。
死亡を確認したのは、旭川市の2人(70代男女)、道が居住地非公表の1人(50代男性)、札幌市が1人(60代男性)。
道は95人の感染を確認。内訳は、胆振管内13人のほか、石狩管内19人、道外16人、オホーツク管内11人、渡島管内10人、上川、十勝両管内各8人、空知管内6人、釧路管内4人。新たなクラスター(感染者集団)は▽釧路市に操業のため道外から寄港した漁船(乗組員6人)▽オホーツク管内遠軽町の事業所(従業員5人)▽後志管内倶知安町の教養・文化教室(参加者ら8人)―の計3件発生した。
札幌市は170人(再陽性3人含む)の感染を確認。クラスターは▽市立保育所(園児6人)▽コールセンター(従業員8人)▽人材サービス事業所(従業員10人)―の計3件発生した。
旭川市は20人、函館市は17人、小樽市は3人の感染を確認した。
また、道と札幌市などは、デルタ株(インド由来の変異株)疑いの感染者を新たに260人確認したと発表。道内のデルタ株疑いの陽性者は計6413人となった。
道内で治療を終えて回復したのは5万788人。31日現在の患者数は4570人で、重症は前日から2人減って15人。30日時点の入院患者の病床利用数は、前日から17床増の989床となっている。