道と札幌市などは25日、新型コロナウイルスの感染者を新たに568人確認したと発表した。日別の新規感染者数が500人を上回るのは3日ぶり。このうち251人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ5万4534人(実人数5万4381人)となった。
死亡の発表は3日ぶりになかった。道内の死者は累計で1437人。
道は168人の感染を確認。内訳は、胆振管内23人のほか、石狩管内36人、十勝管内23人、渡島、空知両管内各16人、釧路管内12人、オホーツク管内11人、道外9人、根室管内8人、留萌、後志両管内各5人、日高管内3人、上川管内1人。苫小牧市では部活動合宿中の道外の大学でクラスター(感染者集団)が発生し、学生11人の陽性が判明。留萌振興局勤務の道職員7人が留萌市内の飲食店で酒を伴う会食をし、うち道職員6人と飲食店従業員1人が感染しクラスターとなった。この他、石狩管内の大学の運動部(学生21人)、渡島管内知内町の知内高校(生徒9人)でもクラスターが発生した。
札幌市は289人(再陽性2人含む)の感染を確認。クラスターは▽コールセンター(従業員22人)▽障がい福祉サービス事業所(利用者ら5人)―の2件発生した。
旭川市は過去最多の83人の感染を発表。函館市は24人、小樽市は4人の感染を確認した。
また、道と札幌市などは、デルタ株(インド由来の変異株)疑いの感染者を新たに231人確認したと発表。道内のデルタ株疑いの陽性者は計5099人と、5000人を超えた。
道内で治療を終えて回復したのは4万8046人。25日現在の患者数は5051人で、重症は前日から2人増えて18人。24日時点の入院患者の病床利用数は、前日から31床増の872床。宿泊療養施設への入所日調整中で待機している人を含め、自宅療養者は3367人となっている。