苫小牧市の全国高校選抜アイスホッケー大会で発生した新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)について、国立感染症研究所の調査員2人が現地入りしたことが20日までに分かった。
道によると、これまで同規模の大会でこれほど大きな感染事例はなく、運営などについて分析するため。調査員2人は18日に来苫。同大会の会場となったスケートリンク3施設などで、会場設備や選手たちの動線から感染経路などを調べる。調査期間は未定。
日本アイスホッケー連盟はホームページで「調査へ全面的に協力し、アイスホッケーを健全に継続できる環境づくりを進めていきたい」とコメントを発表した。
同大会は苫小牧市などの主催で3~8日に市内で開かれ、全国から26チームが出場。大会運営スタッフや報道関係者も含め1000人近くが参加し、18日までに134人の感染が確認されている。