道と札幌市などは19日、新型コロナウイルスの感染者を新たに575人確認し、1人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が500人を上回るのは2日連続。このうち284人の感染経路が不明。道内の死者は累計で1434人、感染者は延べ5万1489人(実人数5万1347人)となった。
死亡を確認したのは、札幌市の1人(80代女性)。
道は172人の感染を確認。内訳は、胆振管内25人のほか、石狩管内34人、十勝管内30人、釧路管内17人、道外11人、渡島、後志両管内各10人、空知管内9人、オホーツク管内8人、上川管内7人、宗谷、根室両管内各4人、日高管内3人。苫小牧東高校の同じ部活動の生徒6人が感染し、クラスター(感染者集団)と認定。石狩管内のグループホームでもクラスターが発生し、入居者ら9人の陽性が判明した。
札幌市は318人(再陽性1人含む)の感染を確認。障がい福祉サービス事業所でクラスターが発生し、利用者ら5人の陽性が判明。認可外保育施設でも職員ら5人の感染が分かり、クラスターとなった。
旭川市は60人の感染を確認。クラスターは▽建設会社(従業員ら5人感染)▽飲食店(利用客ら6人感染)―の計2件発生した。
函館市は17人、小樽市は8人の感染を確認した。
また、道と札幌市などは、デルタ株(インド由来の変異株)疑いの新たな感染者を307人確認したと発表。道内のデルタ株疑いの陽性者は計3865人となった。
道内で治療を終えて回復したのは4万5687人。19日現在の患者数は4368人となり、重症は22人。18日時点の入院患者の病床利用数は、前日から57床増えて761床。宿泊療養施設への入所日調整中を含め自宅療養者は2644人となっている。