苫小牧市長が住民と直接意見交換する毎年恒例の「まちかどミーティング」について、苫小牧市は20日までに今年度の中止を決めた。道内は新型コロナウイルス感染拡大の収束時期が見えず、このまま開催した場合、途中で緊急事態宣言が発出される懸念もあり、中止を決断した。
まちかどミーティングは市と各町内会の共催。中止は2006年に岩倉博文市長が市長に就任して以来、初めてという。
当初は昨年度と同様、通常開催は見送るが入場者の人数制限や名簿の作製、検温やマスク着用の徹底など感染対策を講じた上で、今月24日から10月28日にかけ市内17地区で開催する予定だった。
市は19日までに町内会に中止の事情を報告。開催に合わせ、各町内会から受けている事前要望や質問に対しては随時、回答する方針だ。