7月6日付で、苫小牧港管理組合の専任副管理者に選任された。同組合勤務は、2006年から07年にかけて施設部長を務めて以来。「当時は外貿(国際)コンテナターミナルが西港にあり、再編が課題だった。東港に移転した今、港の印象はずいぶん変わった」と語る。
港湾利用者との意見交換を通じて課題を把握し、より良い施策を追求していく姿勢を重視。職員には「世の中の変化に対し、新しい感性を発揮してほしいと伝えた」。
東港・周文埠頭(ふとう)での新たな岸壁設置に向けた予算要求など、苫小牧港のさらなる機能強化を展望。「実現すれば、東港で一般貨物船の取り扱いがしやすくなり、企業立地につながる」と話す。
岩見沢市生まれ、穂別町(現・むかわ町)育ち。北海道大学工学部卒業後、1986年に北海道開発庁(現国土交通省)入り。趣味はジョギング。