道と札幌市などは17日、新型コロナウイルスの感染者を新たに410人確認し、3人が死亡したと発表した。新規感染者数が400人を上回るのは3日ぶり。163人の感染経路が不明。道内の死者は累計1433人、感染者数は延べ5万319人（実人数5万183人）となり、5万人台に乗った。

　死亡したのは札幌市の70代と90代の女性、80代男性。

　道は139人の感染を確認。内訳は、胆振管内15人のほか、石狩管内30人、十勝管内20人、渡島管内16人、空知、釧路両管内各12人、上川管内10人、後志、オホーツク両管内各4人、日高、根室両管内各3人、その他10人。

　札幌市は187人、旭川市は53人、函館市は21人、小樽市は10人の感染を確認した。

　新たなクラスター（感染者集団）は4件発生。北斗市内の食品加工事業所で従業員5人、陸上自衛隊札幌駐屯地で隊員10人、旭川市内の飲食店で利用客9人、同市内の建設会社で役員と従業員計5人の陽性が判明した。

　デルタ株(インド由来の変異株)疑いの感染者は、道が93人、札幌市が173人、旭川市が6人、小樽市が8人を新たに確認した。

　道内で治療を終えて回復したのは4万5032人。17日現在の感染者数は4人減の3854人。重症者は前日から3人増の19人。16日時点の入院患者の病床利用数は4床増の763床。