苫小牧市内で3~8日に開催された全国高校選抜アイスホッケー大会で、出場校に新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した問題で、市は11日、新たに9人の感染を確認したと発表した。全員生徒で、内訳は10日に発表された道外の高校1人、市内の1高校6人、道内の1高校2人。同大会の感染者は累計で3校38人となった。
このうち道外高校の感染者は保健所の指示に従い療養中で、道内高校2人の陽性は地元に戻ってから判明した。それぞれ別の宿舎に宿泊し、市内の高校は自宅や下宿先から会場を訪れていた。
大会は市が実行委員会事務局を務めており、総合政策部の木村淳部長は、今後も感染者数の増加が想定されることから「出場校に体調不良者が出た場合、地元の保健所や医療機関へ相談し、検査などを実施してもらうよう連絡している。大会関係者の健康状況についても情報収集を進める」と述べた。