(3)グローバルな視点大切に テンジン・ベレニさん(28)

教壇に立つテンジンさん

  2018年に来日して以来、約3年にわたりALT(外国語指導助手)として苫小牧市内の小中学校を巡っている。

   苫小牧については「気候が好き」と笑顔を見せる。「まちの規模も大き過ぎず、小さ過ぎずで、住みやすい」と話し、カフェやレストランといった飲食店が充実していることを気に入っている。

   理想の授業を「ストレスフリーな英語」とし、単語や文法のテストにとらわれず、「コミュニケーションの手段として英語を話してほしい」と望む。

   子どもたちに伝えたいのは「視野を苫小牧や日本だけでなく、全世界に広げ、グローバルな視点で物事を考えてほしいということ」。「将来、海外旅行や仕事、道案内などで実際に使うことを想定し、積極的に英語学習に取り組んでほしい」と話した。

   オーストラリアのニューサウスウェールズ州の州都シドニー出身で、「カンガルーの肉は身近な食材」と語る。担当校は苫東中、苫東小、若草小。

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