平日、土日祝日を問わず新型コロナウイルスワクチンの接種が受けられる集団接種会場「とまこまいワクチン接種センター」が19日、苫小牧市表町のグランドホテルニュー王子2階の芙蓉の間に開設された。初日は462人の市民が接種を受けた。
会場では同ホテルの従業員や市職員の30人以上が、受け付けや誘導などの運営事務に当たった。
来場者はまず、入り口の受付で予約の有無や接種券、場内で予診票の確認を受けた。その後運営スタッフに名前を呼ばれ、医師による予診の後、四つあるブースに案内され、ファイザー製ワクチンの接種を受けた。接種後は15~30分の経過観察をし、次回の接種日時などを確認して退場した。
接種を受けた市内在住の60代男性は「受け付けの際に多少待ったが、会場内の流れはスムーズに感じた」と話した。
同センターは、11月末までを集中対策期間と位置付けて開設し、接種は1日最大1000人を予定。時間は月~金曜日が午前10時~午後6時、土曜日が午後2時~同6時、日曜・祝日が午前10時~午後2時で、いずれも受け付けは終了の30分前まで。市予約サイトか、市コールセンター=0144(82)9660=へ電話をして予約する。
国からのワクチン供給が需要に追い付かず、接種予約の受け付けを停止・制限する自治体が相次いでいるが、市は「現状では予約をキャンセルしたり、休止したりするようなことはない」としている。