道と札幌市などは13日、新型コロナウイルスの感染者を新たに60人確認し、1人が死亡したと発表した。日別の新規感染者が50人を上回るのは2日ぶり。このうち32人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ4万1935人(実人数4万1835人)となった。
死亡を確認したのは、旭川市の80代女性1人。日別の死者が確認されるのは4日ぶり。
道は、18人の感染を確認。内訳は、胆振管内1人のほか、石狩管内5人、道外3人、後志、上川、オホーツク3管内各2人、日高、宗谷、釧路3管内各1人。上川管内東川町の小学校で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、児童、教職員計13人の陽性が判明した。
札幌市は、39人の感染を確認。市内の北海道新聞社で新たなクラスターが発生し、記者ら5人の陽性が判明。コールセンターでも従業員8人の感染が分かり、クラスターとなった。
函館市は2人、旭川市は1人の感染を確認した。
また、道と札幌、旭川、函館市は、デルタ株(インド由来の変異株)疑いの感染者を新たに20人確認したと発表。これで道内のデルタ株疑いの陽性者は累計70人となった。
道内で治療を終えて回復したのは3万9901人。13日現在の患者数は621人で、重症は11人。12日時点の入院患者の病床利用数は、前日から14床増の303床となっている。