「わたしがさく日は わたしがきめる」
寒い寒い、北海道の厳しい冬を越えて、ゆっくりゆっくり春に向かって成長し、花を咲かせる準備をする桜。北海道の北部で咲く「千島桜」という桜の物語。
みんなが知っている桜とは違うかもしれないけれど、「これがわたし」という言葉に何だか心を打たれます。冬から春へと移り変わっていく景色と小さな桜の成長を切り取った美しい写真、優しく深い言葉に引き込まれます。
大人も子どもも、ゆったりと自然の美しさや強さを感じながら読むことのできるすてきな写真絵本です。北海道で咲く桜の物語を読んでみませんか?
(アリス館 税込み1540円)
苫小牧錦岡小学校 袋佑加理