胆振管内の6月の新型コロナウイルス新規感染者は、月別で過去最多だった前月の580人を大きく下回り、143人だった。それでも、クラスター(感染者集団)が福祉施設や学校などで5件発生し、4月の82人を上回った。
6月20日までは緊急事態宣言期間で、日別の感染者数は4日に10人が感染して以降、30日まで1桁が続き、1日当たりの平均は4・7人。12日には4月19日以来、54日ぶりに新規感染者がゼロとなった。
苫小牧保健所は28日に公表された市町村別の1週間(20~26日)の累計感染者数が苫小牧市で10人だったことを踏まえ「1桁が続き少なくなったように見えるが、まだ多い」とし「夏季は日が長くなり、長期休暇などの機会に同居家族以外との接触も増える」と指摘。会話の際のマスク着用、黙食など基本的な感染対策を継続していくよう呼び掛けている。