10代目会長の吉村誠さん(81)によると、1948年4月に現在の弥生町で誕生した西弥生地区町内会が前身。60年代ごろに白金町や矢代町の一部など周辺7地区を統合し、現在の名に改称した。今年で73年目を迎える最古級の町内会だ。
同町内会の高齢化率は約40%と高く、取り組みも一人暮らしの高齢者への見守り活動が中心。年1回、同町内会館で75歳以上の高齢者を対象とした食事会を開くほか、老人クラブ弥生明生会では美化と健康づくりを兼ねた公園清掃を3カ所で行っている。65歳以上が対象の誕生会も実施し、つながりを維持している。
新年交礼会は最も長く続く年中行事の一つ。町内の民生委員14人が協力している。コロナ禍で催しの多くは2年連続中止を余儀なくされているが、吉村会長は「一人でも多くの高齢者の孤独を救いたい」と力を込める。
■次回(30日)は音羽町町内会です。
メ モ
▽1948年4月創立
▽加入世帯数887世帯(3月末現在)
加入率約62・9%
▽吉村誠会長