≪36≫弥生連合町内会 高齢者の見守りに力

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  • 2021年6月23日
町内会で最も長く続く行事の新年交礼会(提供)=2017年1月

  10代目会長の吉村誠さん(81)によると、1948年4月に現在の弥生町で誕生した西弥生地区町内会が前身。60年代ごろに白金町や矢代町の一部など周辺7地区を統合し、現在の名に改称した。今年で73年目を迎える最古級の町内会だ。

   同町内会の高齢化率は約40%と高く、取り組みも一人暮らしの高齢者への見守り活動が中心。年1回、同町内会館で75歳以上の高齢者を対象とした食事会を開くほか、老人クラブ弥生明生会では美化と健康づくりを兼ねた公園清掃を3カ所で行っている。65歳以上が対象の誕生会も実施し、つながりを維持している。

   新年交礼会は最も長く続く年中行事の一つ。町内の民生委員14人が協力している。コロナ禍で催しの多くは2年連続中止を余儀なくされているが、吉村会長は「一人でも多くの高齢者の孤独を救いたい」と力を込める。

   ■次回(30日)は音羽町町内会です。

  メ モ

  ▽1948年4月創立

  ▽加入世帯数887世帯(3月末現在)

   加入率約62・9%

  ▽吉村誠会長

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