第10回東胆振中学校夏季ソフトテニス競技大会第1日は13日、苫小牧市緑ケ丘公園庭球場で男女個人ダブルスのトーナメント戦が行われた。男子は結城颯太・江良楓真組(啓北)が優勝。女子は山下日和梨・中田有咲組(早来)が頂点に立った。今大会男女の上位16組が胆振大会(7月3、4両日、伊達市)出場を決めた。
東胆振中学校体育連盟、苫小牧ソフトテニス連盟など主催。個人戦には男子74組、女子88組が出場した。
大会最終日は19日、同庭球場で男女の団体戦が行われる予定。男子12校、女子13校がエントリーしそれぞれトーナメント戦を展開する。
【男子】
▽決勝 結城颯太・江良楓真組(啓北)4―0西健太・久保琥珀組(同)▽準決勝 結城・江良組4―3山形颯太郎・柴田紘和組(青翔)、西・久保組4―0池田理人・栗原昊太組(青翔)
【女子】
▽決勝 山下日和梨・中田有咲組(早来)4―3増田歌里奈・阿部奈花組(啓明)▽準決勝 山下・中田組4―3宅美風花・髙橋優奈組(早来)、増田・阿部組4―3阿部翠月・瀧澤柊鈴組(早来)
―男子複 結城・江良組、同門対決制す
啓北勢同士の顔合わせとなった男子決勝で、結城(3年)・江良(同)組が盤石の試合運びを見せた。結城が粘り強くレシーブしチャンスメークすると、スマッシュ力に定評のある江良が逃さず得点。相手に1ポイントも許さず勝ち切った。
好機を確実にポイントへつなげる息の合ったコンビプレーは、日々の練習で培ってきた。結城は「狙ったコースで点を取れた」と胸を張る。山田監督は「試合の流れを見極めながら、最善のプレー選択ができていた」と評価した。
続く胆振大会に向け江良は、「東胆振の1位というプライドを持って勝つ」と力強く語った。
―女子複 山下・中田組、互いの信頼が勝利引き寄せる
フルセットまでもつれた女子決勝は早来の山下(2年)・中田(3年)組が制した。セットポイント3―1から「勝ち急いでしまっていた」(島監督)と2セットを連取され追い付かれたが、声を掛け合いながら悪い流れを断ち切って最終セットを奪取し、歓喜の瞬間を迎えた。
山下は「中田さんの冷静さに何度も助けられた」と笑顔を見せる。一方の中田は「山下に支えてもらったおかげで安心して戦えた」と心強い後輩に感謝した。
胆振大会でも互いを支えながら上位進出を目指す。最後の中体連舞台で奮闘を続ける中田は「どんな試合展開になっても最後まで悔いのないように戦いたい」と意気込んでいた。