第10回東胆振中学校バレーボール競技夏季大会兼第10回胆振中学校大会予選会は12、13両日、苫小牧市総合体育館などで女子の部が行われ、青翔が頂点に立った。準優勝は啓明・凌雲・緑陵。3位にウトナイ・沼ノ端と追分・早来が入り、それぞれ27日の胆振大会(苫小牧市)出場を決めた。
大会は東胆振中学校体育連盟、苫小牧バレーボール協会など主催。単独、合同の9チームが出場し、3グループに分かれた予選や決勝トーナメントを展開した。
【決勝トーナメント】
▽決勝
青 翔2―0啓明・凌雲・緑陵
▽シード順位決定戦
ウトナイ・沼ノ端2―0追分・早来
▽準決勝
青 翔2―1追分・早来
啓明・凌雲・緑陵2―0ウトナイ・沼ノ端
▽1回戦
追分・早来2―0明 倫
ウトナイ・沼ノ端2―0和 光
【予選グループ戦】
▽A 明倫2―1啓北、青翔2―0啓北▽B 和光2―1光洋、啓明・凌雲・緑陵2―0光洋▽C 追分・早来2―0明野、ウトナイ・沼ノ端2―0明野
― 青翔、要所で光る勝負強さ
青翔が春季大会(4月)に続いて女王の座を守った。決勝では第1セットこそ序盤にリードを許す場面もあったが、持ち前のしぶとくつなぐバレーで流れをつかむと、要所で連続得点し同セットを奪取。勢いそのままに迎えた第2セットは0―1からスパイク、ブロック、サービスエースなど12連続得点で相手に付け入る隙を与えなかった。
「みんな声が出ていた。雰囲気良くプレーできた」と阿部主将(3年)は胸を張る。5月に出場予定だった道選抜優勝大会が新型コロナウイルスの影響で中止になるなどつらい出来事もあったが、「自分や仲間に厳しく」(主将)しながら各選手が力を蓄えてきた。
目標の道大会優勝へまずは第1関門突破。続く胆振大会には3月の選抜優勝大会胆振代表決定戦で2―1とフルセットの激戦を繰り広げた室蘭桜蘭などが待ち受ける。阿部主将は「桜蘭は自分たちに似た粘るバレーをしてくるけど、弱点は必ずある。そこをしっかり突いていきたい」と気を引き締めた。