第74回北海道高校ソフトテニス選手権大会兼第71回全国高校ソフトテニス選手権大会北海道予選会最終日は10日、苫小牧市緑ケ丘公園庭球場で団体戦男女のトーナメント決勝が行われ、男子のとわの森三愛、女子の旭川実業がそれぞれ優勝した。男女の苫小牧東は共に2回戦で敗れた。
【男子】
団体戦
▽決勝 とわの森三愛2―0旭川実業▽準決勝 とわの森三愛2―0滝川西、旭川実業2―0北海道科学大高
【女子】
団体戦
▽決勝 旭川実業2―0札幌龍谷▽準決勝 旭川実業2―0とわの森三愛、札幌龍谷2―0札幌大谷
―男女とも、強豪相手に及ばず
苫小牧勢で唯一最終日まで残った男女の苫東だったが、共に2回戦で強豪旭川実業と当たり0―2のストレート負けを喫した。
男子は、ペアとしては初の全道挑戦となった岩城、長谷川の3年生コンビを中心に意地を見せるも勝利には届かず。長谷川は「相手の試合展開の速さに実力の差を感じた」と言う。それでも「やれることは全て発揮できた」とすがすがしい表情を見せた。
東監督は「彼らの努力があったからこそ、全道大会出場につながった」と今大会で引退する最上級生2人の頑張りをたたえた。
女子チームも各戦で粘り強いラリー戦を繰り広げたが、今大会覇者から1セットも奪うことができなかった。後藤(3年)は「自分たちのプレーが予測されているようだった。強豪のプライドを感じた」と肩を落とす。渋谷監督は「精神面での自信が足りなかった」と話した。
2年生以下の選手たちは7月の新人戦に向けて再出発する。原田(2年)はこの経験を糧に「また全道で戦えるよう練習していく」と前を向いた。