高円宮杯JFAU18サッカープリンスリーグ2021北海道は5日、苫小牧市緑ケ丘公園サッカー場などで第4節3試合が行われた。駒大苫小牧高は札幌第一高に2―3で競り負け、今季初勝利を逃した。
駒大苫小牧が1点差で敗れた。前半38分にDFキムが同点シュートを決め振り出しに戻したが、前半アディショナルタイムと後半2分に続けて失点。後半37分にMF太田が2点目を決めたが、追い付けなかった。
札幌第一は後半まで攻撃の手を緩めることなく、最後は1点差を守り切った。
第4節は新型コロナウイルスの影響で1試合を延期した。第3節も同じく2試合が延期となった。
プリンスリーグ北海道は4月に開幕。道内の強豪8チームが出場し、10月まで2回戦総当たりのリーグ戦を展開する。
▽第4節
札幌第一勝点6 3-2 駒大苫小牧 勝点0
コンサドーレ札幌U18(勝点9)4―0札幌大谷(勝点6)、札幌創成(勝点6)2―1北海道大谷室蘭(勝点6)
▽第3節
北海道大谷室蘭 勝点6 2-1 駒大苫小牧 勝点0
札幌創成(勝点3)1―0札幌第一(勝点3)
ペースつかめず惜敗
追撃及ばず1点差に泣く
1点差に泣いた駒大苫小牧。札幌第一に試合終盤まで追撃を試みたが、あと一歩及ばなかった。MF小山田主将(3年)は「試合の入りで主導権を握りたかったけど、ペースをつかめずもったいないゲームになった」とうなだれた。
駒大苫は先制された直後の前半38分、DFキムのシュートで同点に追い付いたが、後半にかけて2失点。後半37分に交代出場したMF太田のゴールで1点差としたが、反撃はそこまでだった。「バックラインにプレッシャーをかけて裏にパスを出す攻撃を仕掛けたかったが、焦りからの失点が重なって流れがつかめなかった」と小山田主将は振り返った。
第2節の旭川実業戦で0―5の大敗を喫した後の2節は1点差の惜敗を重ねてきた。持ち味のカウンターがうまく決まった試合が目立ってきたといい、「奪ってからの切り替えは速くなっている」と岡崎監督。「あとはいかに守り切って攻撃につなげられるか。ディフェンスの質をもっと高めたい」とメンバーへ奮起を促した。
次節は9日に緑ケ丘公園サッカー場で札幌大谷と対戦する。北海道代表として昨年の全国選手権に出場した強豪。小山田主将は「チャレンジャーとして一歩も引かずに立ち向かいたい」と意気込みを語った。